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車の豆知識その24

 車のオートエアコンは入れっぱなしがいい?それともマメに切った方がいいのか?

最近のクルマはオートエアコンが主流になっています。
そのため、1年中エアコンのスイッチを入れっぱなしにしている人も少なくないでしょう。


オートエアコンの場合、自動で車内の温度を設定温度になるように調整をしてくれるので、エアコン用スイッチのオンオフをあまり気にする必要がありません。
エアコンのスイッチを入れっぱなしにするということは、1年中エアコンのコンプレッサーが回りっぱなしになるので、その分エンジンに負担がかかりますので燃費は悪化しそうです。
その一方で、エアコンのコンプレッサーは、常に回しておいた方が壊れにくいという意見もあります。
はたして、オートエアコンのスイッチは入れっぱなしがいいのでしょうか?それとも、必要のないときは切った方がいいのでしょうか?

 エアコンをつけるとどれくらい燃費が悪くなるのか?

オートエアコンは車内の温度を自動で調整してくれるので、スイッチを入れっぱなしにしていても、暑くなりすぎたり寒くなりすぎたりということはありません。

基本的には、スイッチを入れっぱなしにしておいても問題ないはずです。
しかし、オートエアコンのスイッチを、小まめに入り切りする人も少なくないようです。
理由は、エアコンのコンプレッサーを回しっぱなしにすることで、燃費が悪くなることを気にするからです。
それでは、実際にクルマのエアコンをつけたときとつけないときでは、どれくらい燃費に差が生じるのでしょうか?
車種によっても異なりますが、一般的にエアコンのコンプレッサーを回すことで、燃費が10%ほど悪くなるといわれています。
たとえば、エアコンのスイッチを切った状態で15km/L走るクルマであれば、エアコンのスイッチを入れた状態だと13.5km/Lになってしまうわけです。
エアコンのコンプレッサーを回すためには、エンジンンの出力を5馬力ほど消費しますので、その分だけ燃費の悪化につながるわけです。
特に軽自動車のように排気量の小さな車は、エンジンの出力に対してコンプレッサーに奪われるパワーの割合が大きく、燃費への影響も大きくなります。
そのため軽自動車の場合には、エアコンのスイッチを入れると、燃費が15%~20%も悪くなるといわれています。
エアコンのコンプレッサーというのは、それほどエンジンに大きな負担をかけているということになります。

 スイッチを入れたままでも冬場はそれほど燃費に影響しない?

エアコンを使うことでエンジンに負担がかかり、燃費を悪化させると分かっていても、さすがに車内が高温になる夏場にスイッチを切ることはできないでしょう。
それでは、冬場はどうなのでしょうか?
実は、冬場はオートエアコンのスイッチを入れっぱなしにしておいたとしても、夏場ほど燃費に影響するということはありません。
一般家庭に設置されているエアコンであれば、冷房で使用しても暖房で使用しても同じように電力を消費します。
ところが、クルマの場合はエンジンから出る熱を、暖房として利用することができるため、あえてコンプレッサーで空気をあたためなくてもいいのです。
つまり、クルマのエアコンというのは、冷房機能と除湿機能のみしかないことになります。
そのため、冬場はエアコンのスイッチを入れっぱなしにして走ったとしても、ときどき除湿機能を働かせる程度なので、それほど燃費を悪化させることはないわけです。
雨の日にエアコンを切って走っていると、フロントガラスが曇ってしまいますが、こうしたときに除湿機能が力を発揮するわけです(・ω・)
もちろん、エアコンのスイッチを入れることで冬場であってもコンプレッサーはまわっていますが、夏場のようにフルに負荷がかかるということはないので、それほど燃費には影響しないわけです。

 冬場でも電源ONであればコンプレッサーは回りっぱなし

車のエアコンは、暖房のときはエンジンから出る熱を利用しているため、一般家庭のエアコンのようにコンプレッサーによって熱を作り出しているわけではありません。

つまりクルマのエアコンの場合、冬場はほとんど除湿のみにコンプレッサーを利用しているということになります。
そうなると、除湿を必要としないときには、電源ONであってもコンプレッサーは停止しているのかというと、そうではありません。
エアコンの電源が入っていれば、たとえ冬場であっても、基本的にコンプレッサーは回りっぱなしになります。
回りっぱなしではあるけれども、夏場のように大きな負荷がかかることはないわけです。

 電源ONでもコンプレッサーが停止になることがあります

カーエアコンのコンプレッサーは、電源が入っていれば、基本的に負荷の軽い冬場であっても回りっぱなしになりますが、ある条件を満たすときにのみ停止になります。
エアコンの電源が入っているにもかかわらず、コンプレッサーが停止になるのは、どういった条件のときなのでしょうか?


1.外気の温度が非常に低いとき
外気の温度が0℃以下になるようなときには、カーエアコンのコンプレッサーは自動的に停止する仕組みになっています。
極端に外気温が低い状態だと、コンプレッサーのシール性が低下して、冷媒が漏れてしまう可能性があるからです。

2.エンジンを高回転まで回したとき
エンジンの回転をダイレクトに受けて回っています。
エンジンが高回転になれば、それに合わせてコンプレッサーの回転数もあがります。
しかし、あまりコンプレッサーの回転数が上がりすぎますと、摺動部に焼き付きなどを起こしてしまう可能性がありますし、耐久性的にも問題があります。
そのため、エンジンが高回転になるときには、自動的にコンプレッサーがOFFになるように制御されています。
およそ、5000rpm前後の回転数でこの機能が働くようです。


3.エンジンに高い負荷がかかっているとき
車のエンジンに一番負荷がかかるのは、発進時や登坂時です。
昔の軽自動車などは、エアコンが入った状態だと信号待ちからの加速がかったるく感じたものです。
しかし、最近のクルマの場合は、エンジンの負荷が高い状態だと自動的にコンプレッサーが停止になるように制御されています。
この制御によって、加速時や登坂時のもたつきをなくしたり、燃費を改善させたりしているわけです。

 1年中スイッチを入れっぱなしにした方がコンプレッサーは壊れない?

オートエアコンのスイッチを、冬場になるとオフにしてしまう人も多いようです。


先ほども書きましたように、エアコンのコンプレッサーを停止した状態であっても、暖房は問題なく使えるからです。
夏場ほど負荷はかからないにせよ、コンプレッサーが回りっぱなしになっていれば、多少は燃費悪化につながりますから、電源をオフにしたくなる気持ちは分かります。
しかし、コンプレッサーを長い間停止した状態にしておくと、壊れやすくなってしまうということをご存知でしょうか?
機械というのはなんでもそうですが、常に動いていればなかなか壊れないものです。
ところが、しばらく使わないで放置していると、突然壊れてしまったりします。
コンプレッサーのような回転する機械の場合には、回転部をオイルで潤滑させています。
つねに回転をさせていれば、軸部に常にオイルが回っている状態なので、壊れにくくなります。
ところが、長い間使用していないと、軸部のオイルが切れた状態になります。
オイルが切れた状態で、夏場になって無理やり回転させるわけですから、コンプレッサーにダメージがないはずがありません。
コンプレッサーの修理代は5万円~8万円が相場だといわれています。
燃料代をケチってエアコンの電源をオフにした結果、高額な修理代がかかってしまったのでは、本末転倒ということになってしまいます。
また、冬場にエアコンのスイッチを切ったままにしておくと、クーリングユニット内にカビが発生しやすくなります。
夏場になってエアコンのスイッチを入れた瞬間、冷却口からカビ臭い空気がでてきて不快な思いをした経験のある人も少なくないでしょう。


あなたは、冬場にクルマのエアコンを切る派ですか?それとも入れっぱなし派ですか?

ちなみに私は常に入れっぱなし派です(´∀`)

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